コンクリート診断士試験の心得
お久しぶりです。
コンクリート診断士の試験もあと1カ月と少しとなりました。
なかなか試験対策が進んでいない方もおられるでしょう。
そんな時には計算問題を捨てるというのもありかと思います。
過去問の解答解説を見ても、慣れていない方には式の意味を理解しようとしても時間がかかるでしょう。
試験は100点を取る必要はありません。計算問題を諦めても、他の問題を解ければ合格基準に達するのではないでしょうか。
この意見が必ずしも正解ではないでしょうが、限られた時間を有効に使うための戦略は必要です。戦略を立てないと、方向性を定められません。方向性を定めないと、ムダばかりが増えます。
残り少しですが、頑張ってください!
コンクリート診断士試験の記述式テクニック
今回はコンクリート診断士試験の記述式におけるちょっとしたテクニックをお伝えします。
テクニックはちょっと大げさかもしれませんが、知っていてソンはないと思います。
記述式の問題Bは、診断士としての実務能力が問われ、与えられた条件から劣化原因を推定し、補修・補強計画、今後の維持管理計画を立案しなければなりません。
最後の維持管理計画の立案について、最後の最後にマス目が余ったら、
“劣化による損傷が著しい場合には、スクラップアンドビルドも一案として考えられる。補修・補強案とライフサイクルコストを比較して、優位となるときには維持管理計画に組み込むべきである。”
といった感じで書いてはいかがでしょうか。どのような劣化の場合にも使えるものだとおもいますし、広い視点で計画を立てていると評価してもらえると思います。
ぜひ参考にしてください。
コンクリート診断士の必要性
ここ数日の間で、日経新聞にインフラ補修に関する記事が2連発掲載されました。
インフラ補修について待ったなしの状況になってきました。
インフラ補修、30年で194兆円 国交省推計
- 2018/12/1付
- 日本経済新聞 朝刊
国土交通省は30日、今後30年で必要となる道路や河川などインフラの維持管理、更新費用の推計をまとめた。2019年度から48年度までに必要な費用は最大194兆6千億円になると見込んだ。施設が劣化して機能に不具合が生じる前に修繕する「予防保全」を前提とした。
公共事業、インフラ補修で最大2割増 一般会計100兆円超
【イブニングスクープ】
- 政府は老朽化した重要インフラを補修するため、2018年度から20年度までの3年間で3兆円超を投じる方針を固めた。年末に決める19年度予算案では1兆円程度を計上する。当初予算ベースの公共事業関係費は前年度より最大で2割増の7兆円規模と、10年ぶりの高水準になる。縮小してきた公共事業が増加に転じ、歳出の選別が急務になる。
近づいてきたコンクリート主任技士試験
コンクリート主任技士試験が近づいてきました。
そこで今回は、私が受験を控えたこの時期にどのようなことをしていたかを紹介したいと思います。
択一問題に対しては、過去問を解きながら、その中にある語句の意味や数値、計算式などを一つ一つ調べていきました。本番の試験では解いたことがない問題や計算式の意味や本質を理解していないと解けない問題が必ず出題されます。そのような問題を一つでも多く正解できるように対応しようとすると、上記のような地道な作業が外せません。
論文問題に対しては、全く書けないということがないように、想定される問題を自分で10通りくらい考えて解答を用意しておきました。その中でもこれだけは外せないと思われるキーワードも抽出しておきました。
想定問題は、過去問の傾向や現在の技術の状況を踏まえて考えました。
言うまでもなく、100点を取る必要はありません。題意に沿って、正当な論理で、キーワードを外さず書くことができれば合格ラインを突破できると思います。そこに、自分独自の経験や考えを少し加えると評価の高い論文になるのではないでしょうか。
試験日が近づき、できることは限られているでしょうが、受験される方は頑張ってください。
コンクリート診断士試験合格者からのメッセージ
今年度の合格者よりメッセージをいただきました。
「このブログの内容を参考に勉強を進めた結果合格しました。」と。
私の発信がだれかの役に立ててとても嬉しいです。
多少なりともニーズがあることが分かりましたので、これからも有益な情報があったら積極的に発信していきたいと思います。