Happy Sevenday’s Diary

日々の生活の中で感じたことを書きます。

独学の技法 / 山口 周

 明けましておめでとうございます。

本年最初の記事はこちらです。

 

 

 最近独学についての本が続けて出版されています。

何冊か読んでみましたが、これまでに読んだ本は教養が大切で、その教養を身につけるためには、大学入試センター試験レベルの問題を復習して解けるような学力をつけましょうというのが多かったように思います。

 今回の本はリベラルアーツを学習して、必要なときに必要な形でアウトプットできるようにしましょうというような内容のものです。一度学校に通って習い覚えた知識の「旬」がどんどん短くなっている現在において、通用する能力ということができます。

 自分の専門分野において頭でっかちになりがちな私にありがたい警笛を鳴らしてくれました。実際に、世界の進歩の多くが、領域外のシロウトのアイデアによってもたらされているようです。

 東海道新幹線の開発時には、時速200キロで走る鉄道をつくることは原理的に不可能と国鉄のエンジニアが主張しましたが、不可能と思われた問題点を解決したのは航空機のエンジニアだそうです。

 ポイントはこの航空機のエンジニアはおそらく、たまたま解決できたのではなく、領域をクロスオーバーする力を身につけていたのでしょう。

領域をクロスオーバーする力、これを今年の目標にしてみたいと思います。