マッキンゼーが予測する未来 / 3人のマッキンゼー社員
まえまえから読んでみたかったこの本。やっと読むことができました。
この本はとにかく世界中のことを調べまくっていますね。世界地図を片手に位置を調べながら読むと、もっと理解が深まったのかもしれません。予測内容は他の本にも書かれていることもありましたが、データでの裏付けがありますので説得力があります。
とくに、興味深かったところは、世界経済の重心の移動のところです。インド付近からイギリスを通り1950年まではアメリカに向かっていました。それからまたヨーロッパ向けて引き返し、今はロシアの真ん中くらいにいます。これからまたインドの方に向かっていくのではないかと思われます。今はアメリカ、中国の経済大国があり、次いで日本、そしてヨーロッパ、アジアの新興国がありますので、重心はロシアにあるものと思われます。
予測のプロである彼らにもこれからの未来予測は困難みたいで、遠い未来の予測はオブラートに包んだような感じでした。解決方法も一種の行動指針を示しているのみでした。現段階においても、2、3年前には予想できなかったことが次々と起きていますのでいたしかたないでしょう。
とにかく感度のいいアンテナはって、信念持って生きて生きたいです。
それでは、マッキンゼーのすごさに感銘を受けつつこの記事を終わりにします。