Happy Sevenday’s Diary

日々の生活の中で感じたことを書きます。

維新・改革の正体 / 藤井 聡

 偶然見つけて手に取った本です。

最初は、明治維新に関する本かと思いました。個人的に明治維新に興味があり、その疑問点を解消するのに役に立つかも知れないと思ったので読みました。

 しかし、内容は戦後から現在(正確には5、6年前)まで日本が行ってきた政治、経済政策に関する本でした。

  維新や改革を掲げた政治や経済政策は、名ばかりで実は全然維新や改革ではないという論調です。本書に書かれていることが正解かどうかは分かりませんが、自分なりに納得できる内容でした。

 この本に書かれているように経済政策をおこなってきたらここ20年のひどいデフレもなかったかもしれないと思えました。歴史に“もし”はないのでそんなことを言ってもしょうがないですが、面白い視点から書かれている本です。

 キーワードは、緊縮財政主義、新自由主義経済学イデオロギー、日本財布論、ジャパン・バッシング、対日工作です。これらの言葉に敏感に反応される方はぜひ読んでいただきたいです。