コンクリート診断士試験中の頭の中4
このシリーズの最終回になりました。
31○
先付け工法では、接着剤の役割を躯体のコンクリートが担っているからタイル裏側に補修剤を注入するようなことはできないよな。
32○
ひび割れを抑制するには、ひび割れと直角方向の鉄筋を増やした方が有効だ。
(1)(3)はコンクリート打込み時の温度を抑制する方法として適当だ。
(4)は目地にてコンクリートの膨張や収縮を調整できるから適当だ。
33○
(2)(3)(4)は適当だから、(1)が不適当だ。
けい酸塩系では硫酸に耐えられないはず。
34×
(1)耐荷力を回復させようとしたら、低圧注入ではダメだ。
(3)鉄筋腐食の進行を抑制しようとしたら、亜硝酸イオンや電気防食などが必要だ。
あとは(2)と(4)か。
(2)のUカット充てんでは、水はふせげないような・・・。
35○
ポリマーが少ないほうが圧縮強度は大きくなるはず。
36×
この選択肢の中ではイメージ的にナイロンが強度が弱いので不適当かな。
37○
鋼材のカソード部の電位を強制的にマイナス方向に変化させるから、ー500mVになるときは、20mA/m2だ。
電流の向き電極から鉄筋に向かう方向だから(A)だ。
38○
C押抜きせん断に対して効果があるのは上面増厚で、上面増厚なら圧縮側だ。
Aコンクリートが抵抗力を発揮するのは圧縮側だろうな。
ときたらBは引張だ。
39○
将来の価値を一定の割引率を使って、現在時点まで割りもどした価値。そして複利法といったらこれしかない。
40○
よく分からんが、47.8×4でどうだ。
いかがだったでしょうか。
実際の試験では、普段の勉強の時と違い、ちょっと休憩とか、ちょっとヒントを見てみようといったことができません。集中力が持続して、これまで列記してきたようなことが思い浮かぶなら7〜8割くらいはできるんじゃないでしょうか。
試験を受けて、過去問と+αをやっておけば、6〜7割くらいは解けると思いました。あとの3〜4割くらいは、たしかこうだったよなとか、この選択肢の中ではこれだとかいう答え方になると思います。その3〜4割をどのくらい正解にできるかが鍵をにぎることになるでしょう。
なので、ある一定のレベルに達したら、残りの3〜4割の正解率を上げるための勉強になります。テキストに載っている図を頭に入れたり、あまり重要度の高くない単語を覚えることにシフトするといいと思います。
少し長くなりましたが、頭の中編終了です。